本日、7月29日。
明日は土用の丑の日。
いろいろ調べたら、近くにうなぎ久保田という店があり、ここに行ってみようということになった。
が、日曜日は休業日だという。
土用の丑の日なのに、営業しないなんて、余裕だなあ、と驚き、逆に、余裕のあるこのお店のうなぎはどれくらいのものか、と行ってみたくなった。
で、土用の丑の前日の29日に訪問となった。
お店の外に大きく書いてあるのは、神田 久保田とあるが、どちらかというと、御徒町 久保田だよなあ、とブツブツいいながら、訪れた。
なかなか立派な外観で、名店の予感。
うなぎ久保田は、御徒町と、宝町の間にあり、今まで存在に気づかなかった。
メニューを見ると、うな重2900円から特上うな重4600円と、かなり良心的なお値段。
値段の差は、うなぎの量ですか?
と聞くと、うなぎが段々大きくなり、それに伴って、脂ののりも良くなります、とのこと。
うん、大きくなれば、それだけ脂も乗るよな、確かに。
よくあるのが、単にうなぎの量が多くなると、梅、竹、松と値段が上がる店があるが、それとはちょっと違う。
僕は空腹だったので、上うな重定食(お吸い物と上新香付き)のご飯中盛り、妻は肝吸いは要らないので、うな重のご飯小盛りで注文した。
出てきたお重の蓋を開けてみると、確かに、上うな重とうな重は違う趣。
上うな重の方が、艶っぽい。
食べ比べてみても、確かに味も、上うな重の方が美味しい。
僕は基本、焼肉など、あまり脂の乗ったものは苦手で、さっぱりしたのが好みなのだが、うなぎは脂が乗っている方が美味しいようだ。
うなぎのタレだが、うなぎ久保田のタレは、さっぱりしていて、もうなぎ自体の味で勝負しているよのかな。
うなぎには、炭火焼きの香ばしさが載っていて、とても美味しい。
また、定食のお吸い物は、肝吸いではなく、季節のお吸い物で、じゅんさいがツルッと口の中に入ってきて、とても美味しかった。
うなぎの肝に似せたようなものも入っていたが、肝ではないと思う。
一体、なんだったんだろう。
エビかなあ、でも、美味しかった。
いずれにしろ、久しぶりの本格的うな重には、僕も妻も大満足。
なお、お店には、お昼限定20食のうな丼1700円(特上鰻を使用)というメニューがあり、これはもちろん、午後1時過ぎに行った私たちには見る術もなく終了していて、いつか、ぜひ食べてみたい。
この店の特上鰻がどんなものか、興味津々である。