血液透析

血液透析開始から一週間。月曜日の朝(5月11日)

透析の計画によると、1週間で一番毒素の溜まっているはずの日。

のはずなのだが、朝5時45分に起床。

とてもスッキリ。

まあ、入院しているだけで、読書以外なーんにもしていないので、毒素は溜まりにくいのだろうか。

この状態を覚えておきたい。

要因は二つだろうか。

食事と休養。

つまり、仕事をしなければ、この状態にいれるということだろうか。

これで、仕事を始めたらどうなるか。

きっちり見極めたい。

人生にとって、大事なこととなりそうである。

これにマラソンを加えたらどうなるか。

体が重くなるなら、やめた方がいいかも。

今、体調が良いだけに気になる。

朝からkindleを読み始めたが、実にスルスルと頭に入ってくる。

滑らかに文字が追える。

新しいタイトルを読みたいという意欲が湧く。

かつて、ダウンロードしたタイトルをちょっと振り返ってみる。

こんな些細なことでさえ、かつては煩わしかった。

昔、読みかけたタイトルを追うなんて、とてもそんな気にはならなかった。

ひととおり、最後までタイトルを追うと、その中から、有栖川有栖の「双頭の悪魔」を見つけ、読み始める。

これは有名なタイトルだ。

きっと面白いに決まっている。

と、安心して今日の午前の透析に行ったら、痛かった!

大したことないと、タカをくくって油断してたら、ズッキーン!から

うー!と大きなうめき声が出る。

そう上手くはいかないものだ。

うまく血管が見つからなかったのか、ブスッと入れた後に、さらに奥までねじ込んできた。

かなりの痛みとともに、指先までぴーんと神経に響いた。

しかも、二本刺して、その後、その後、ちょっと抜きます、しばらく止血。

ちょっと待ってくださいね!

え!抜いたの?

また刺すの?

しかも、二本刺して二本とも抜いた模様。

五分ほど、じっと待つ。

太い針だから、なかなか血が止まらない模様。

やはり、人によって上手い、下手があるのか。

仕方ない、力を抜いて待つしかない。

可愛い看護婦さんだから、許してやろう。

「指先までビーンときましたよ」

「すいません」

「大丈夫ですよ」

これから一生付き合っていくんだから、こんなことで怒ってたらキリがない。

10分ほど止血してから2回目の針刺。

これはいつもと変わらないぐらいの痛みだった。

僕のドライウエイトは60.0キロ。

今日の体重は、62.1キロあった。

病院食しか食べてないのに、こんなに増えてたらまずい。

透析の感覚が二日空くと、やはり体重が増える。

体重増加の目安は、一日間隔だと、体重の3%、二日間隔だと5%の増量が基準らしい、

つまり、二日空いた場合、60キロ✖︎5%で、3キロがマックスということで、まあ、2キロなら許容範囲。

しかし、4時間で一気に体重を2キロ落とすというのは、さすがに疲れる。

レントゲンを撮ってから病室に帰ってきて、youtubeを見ていたら、いつの間にか2時間もうたた寝していた。

月曜日の透析後に予定を入れるのは考えたほうがいいかもしれないな。